やっと緊急事態宣言の発令が決定しましたね。
【中村玄】【クラブ小羊】【月世界】は4/1〜4/5まで休業して色々なことを考えました。
現場スタッフはテイクアウトやデリバリーに向けて準備を整えていました。
どうせならウチでしかできないテイクアウトメニューにしよう！ってちょっと楽しくなっていました。
 
先週の木曜日の夜は地元学芸大学、土曜日の夜は恵比寿をパトロールしましたが、ほとんどの飲食店はテイクアウトもやりながら普通に営業していて、満席に近い店もありました。
都が平日夜と週末の外出自粛要請を出しても、銀座や新橋や六本木、渋谷辺りは効果があったようですが、地元密着型の店や常連さんが多い店は営業すればそれなりに稼げるということです。
 
弊社の店舗は休業中もご予約の電話はあり、4/6以降のご予約もそこそこ入っていました。
緊急事態宣言が発令されることが決定した後も週末のご予約の電話がありました。
本当に悩ましいところです。
 
テイクアウトやデリバリーをやるのであればスタッフを出勤させなければなりません。
だったら営業時間を短縮して予約数や滞在時間を制限したりルールを設けて営業してしまった方が建設的なんじゃないかとも考えました。
休業した一番の理由はお客様やスタッフの命を守ることだと決めたのに、ブレはじめた自分にイライラしました。
 
そんな時に緊急事態宣言の発令が決定！
本当に感謝しました。
遅すぎると非難轟々ですが、今は過ぎたことに文句を言うよりこの事態を重く受け止めてそれぞれの立場で即座に行動するべきだと考えます。
 
ほとんどの飲食店経営者は毎日眠れないほど悩んでいます。
緊急事態宣言が出されたからといって、飲食店の夜営業禁止というわけではないので、営業を続ける店もあるかと思います。
もし私がオーナーシェフだったり、独立したばかりだったら1人でも営業し続けたと思います。
だからそれぞれの判断は否定もしないし、悩みに悩んだ末の判断なので応援したい気持ちです。
 
弊社イイコは外食によってお客様を幸せにすることが目的です。
今は営業することがお客様を幸せにすることだと思えないので、休業させていただきます。
ただ、この事態が長期戦になることや終息後のことも視野に入れて作戦を練らなくてはならないので、休業期間は小刻みにして判断させていただくことをご理解いただければ幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。